台風18号被害状況


 9月7日に通過した台風18号は祝島に大きな被害をもたらしました。台風から3日後の9月10日に撮影した写真を掲載します。片付けや応急処置はだいぶ進んでいましたが、本格的な復旧作業には当分かかりそうです。
 尚、台風通過時より祝島では停電が続いていましたが、10日に復旧しました。これに伴い、水道と電話も復旧しました。交換局側の不具合で復旧の遅れていたISDN回線も11日の夕方から復旧しました。

■学校

中学校は大きな被害を受けました。
入り口や階段の踊り場、2階の教室の窓が割れたり、枠ごと飛んだりしています。写真には写っていませんが、玄関や2階の非常階段の戸も飛ばされています。
中学校の温室は屋根の部分がすべて吹き飛びました。 体育館の窓も何枚か割れています。
小学校もガラス数枚割れました。
中学校に比べると比較的軽傷です。
給食室は大被害です。屋根がすべて吹き飛ばされました。
※この3枚の写真は台風通過直後の学校の中の様子です。左から教室・廊下・階段。マット先生よりご提供いただきました。


■東方

伊東さんの旧牛小屋は壊滅状態
電信柱(手前のともう一つ向こうの)は西に傾いている
善徳寺の本堂の瓦も飛んだ 民宿くにひろの壁のトタン板が大きく剥がされた
木村先生の家も大被害 氏本さんの蔵、善徳寺の裏側の屋根も被害 薬師さんの屋根瓦も全体がズレているらしい
河村さん宅は海側の屋根がゴッソリ飛ばされた 河野さん宅も被害 矢印のところで「く」の字型に折れた電柱。応急処置で補強されている
宮戸八幡宮の境内も悲惨な状況に 手水鉢の屋根も壊された お宮に上がる階段には折れた木がかぶさっている。お宮の海側にあった木の多くは折られて吹き飛ばされてしまいました。
東波止の電灯線の支柱は、すべて根元から曲げられて西に傾いている 東波止の外側に積んであったテトラポットが約20mに渡って、ごっそり姿を消した。どこに消えたのだろう? 海岸の道路に打ち上げられた流木やゴミや石など。掃除して道路脇に積まれている。


■中郷

郵便局も重村さん宅も被害を受けた 中村さん宅 診療所の下の小川さん宅
松本さん宅 旧西岡呉服店の瓦を片付けているところ 三国さん宅
 
国広さん宅 「また来ませえ」の看板も風で倒された


■西方

村田さん宅 横町の通り。まだ瓦の破片が残る 山下さん宅
  土入さん宅
川本さん宅
藤永さん宅 坂本商店も瓦屋根とトタン屋根が被害 藤崎さん宅
大井さん宅 モチドの海岸は以前は小さい砂利の浜だったが、台風16号と18号で半分砂浜に変わってしまった


■全体を見渡す

個別には掲載しきれないので、全体の写真も何枚か撮影しました。クリックすると拡大写真を表示します。


■お墓

お墓もかなりの被害を受けています。撮影した前日に数名で、直せるものは直したらしいですが、まだかなりの石塔が倒れたままになっていたり、ズレていたりしていました。上の写真は東の墓です。
西の墓でも東と同様に倒れているものがありました。どちらかというと東の墓の方が被害が大きいような気がしました。